たくさんのことを言いすぎると、何が大事かわからなくなります。
寡黙な人の言葉は、重みを感じることが多いです。
漫画もそういった面があると思いました。
修正に手こずっていたディベート漫画のネームを直しました。
ごちゃごちゃ考えすぎて、仕切り直した方が早いかもしれないと思った時もありました。
そうやって50点のものを、0点にして51点に作り直すということを続けていました。
落ち着いて、出張編集部でもらった言葉を見直しました。
そこに書いてあることは多くない。
いいと言われたところを生かして、よくないと言われたところを直して。
大事な部分をふくらませて、よくない部分を減らしていきました。
8ページも減らしました。
伝えたいこともあったけど、思いきって削りました。
そのひとつのために、他のことが伝わらないのは嫌だと思ったからでした。
自分の答えはもう初稿につめていたので、ここからは答え合わせをしていく段階。
実力は急に100にはならない。
だから0に戻しても、また50くらいのものしか作れないだろう。
だから、50点を55点、60点にしていくことをしていかなきゃと思いました。
自分はずっと、ネーム直しに苦手意識を持っています。
今回は、振り出しに戻さないで直しました。
そして、直したという事実を手にすることができました。
そのことが今後の創作を助けてくれると思うので、今回はそれでいいです。
ネーム直しは、ネームを作ることじゃない。
直すことは作ることとは違うのだと、なんとなく感じはじめています。