ひゃくえむ。映画版のシーンで印象的な構図があります。
漫画も確認したのですが、映画用に再構成された際に構図が変えられた箇所だと思います。
すごくカッコいい音楽の中、スタートラインに立つ選手たちに雨が打ち付けます。
映画だと上空からの構図になっており、コマ中央にいる選手に雨が集中します。
これは雨粒が線になって選手に集中している、集中線だなと思いました。
この上空からの構図を漫画でやろうとすると激しい雨では蒸気が充満し地上が見えず画にならないと思うのですが、映画では動きを出せるからこそ映える構図だと思います。
漫画を描く時、絵でも話でも主人公の行動・心情・その理由にどれだけ集中させるかというのが大事だなと思うようになりました。
人の目は前方180度が全て見えているようで、視界は真ん中に集中している。その付近を集中して見ている。だから、眼球を動かさない限りは側面は注視していないはずです。
だけど前方に見たいものがある時、後方から脇に真っ赤なサンタが躍りながら登場したら気になります。側面を見てしまい、前への注意がそれる。
漫画のコマも同じだと思います。
真ん中に見せたいものがある時、端っこに気になるものを描かない。
端っこに見せたいものがある時は真ん中はぼやかす。
端っこに密度を集中させ、真ん中の密度を落とす。
または、見せたい場所の密度だけ極端に下げる・上げる。
差が出ればいいので。
アニメのキービジュアルが参考になります。
背景は書き込む、キャラはアニメ塗り。
デザインの考え方も参考になりました。
わける、まとめる、強調する、といった整理の考え方です。
最近絵ではこの考え方ができるようになってきました。
読みやすい漫画を描きたい。読みやすいさは入り口だから。
話を作る時にも、考えられるようになるといいなと思います。