●出発点
2年ほど描かせてもらった作品がもうすぐ完結し、次の作品を準備しているところです。
10-20代女性向け読切と、30-40代男性向け連載を考えています。
私は30代女性なので、どちらも対象読者から外れています。
届けたい読者に届けるために、対象読者を具体的に定め、作品の方向性を調整していきたい。
そこで、どうやって対象読者を探すか?対象読者が見つかったらどのように作品作りをしていくか?
この2点について、記事を書きました。
対象読者を意識するために何ができるか - 漫画描きの課題ブログ
現在はまだ作品作りに生かす段階まで行けておらず、対象読者探しをずっと続けています。
●経緯
①芸人さんの動画から探す
最初は、いつも見ている漫画好き芸人さんのチャンネルから見ていきました。
好きな芸人さんでどんな方かも少しはわかるし、好きな作品傾向が自分の傾向と近ければ、この方に届くように描けばいいと思ったからです。
紹介される作品は作品傾向がしっかりわかり、方向性を定めやすいと思ったのですが、自分の作風とは離れていたので、自分がこの方を対象読者に定めることはできませんでした。
②漫画紹介動画から探す
今度は、漫画紹介をされている芸人さんではないチャンネルから探しました。
さきほどと違うのは、その人のことを全然知らない状態から知っていかなければいけないということでした。
YouTubeチャンネルという性質上、芸人さんの動画より幅広い紹介がされていて、対象読者として定めることはできませんでした。
ただ自分が知らない漫画もたくさん紹介されていて興味を惹かれたので、対象読者に関わらず、こちらの動画は引き続き見ていきたいと思いました。
③作品から探す
次に描きたい方向性の有名作品で、かつ目指すジャンルの作品のリストを作りました。
これらの作品の感想や情報発信などから、対象読者を決められないか?と思いました。
こちらについては、まだ探している途中です。
リストアップした作品をひとつひとつ検索するので、時間がかかります。
また、このやり方難しい点としてはヒット作になればなるほど探す対象の母数が多くなるということです。
難しいです。
●現状
数人に絞ることもなかなか難しく難航していたのですが、先日作品を連載したい雑誌のバックナンバーを読み始め、少し希望が見えてきたような気がします。
現在、その媒体はまとまった形の雑誌ではなくなっていて、この選択肢を思いつくことがありませんでした。でも、媒体のSNSを見ると雑誌時代からの厚いファンがいるように感じていました。
なので、たとえ雑誌でなくなっても媒体の色をもっと意識した方がいいのでは…とふと思いました。
もっと早く気づけという話なのですが、ここに至るまで長かったのは自分の中に逃げがあったからだと思います。対象読者を雑誌外の方に紐付ければ、別の雑誌でやるとしても対象読者を変えなくていい。でも、雑誌に紐付く対象読者を設定すると、うまくいかなくても他に行くのが難しくなる。
ここでやっていく覚悟が決まってなかったんだと思います。
そこで、その雑誌の昔のバックナンバーを読み始め、その中で自分が好きな作品を探すことからまた始めました。
●気づいたこと
対象読者に合わないから、対象読者を探して、意識しなきゃ!とただ思っていました。
その対象読者は、30代男性。そこからどんな漫画を読んできたか、趣味嗜好などを探りたいと。
でも、雑誌を読んでいくうちに、本当に大事なのって年代とか性別じゃないんだなと思いました。この雑誌は30代男性向けかもしれないけど、もっと他に特筆すべき個性がいっぱいあるなって。
年代や性別だけを見ることは、まさに対象読者から目を背けていたということだったんだな。
●これから
しばらく雑誌を読んで、気になった作品の単行本を読んで、傾向を考えたりしてみようと思います。また媒体のSNSをチェックして、ひとりひとりというよりは、この媒体を好きな人全体を見てみようと思います。
この媒体は他の媒体より、濃い色濃いファン層があると感じたので。だから自分も、ここで描きたいんだと思ったんだよなーということを今更ながら思い出しました。