こんばんは!今週の面白かった漫画についての記事を書きます!
今日は『四月は君の嘘』に登場するキャラクターについて書きたいです。
1巻は、こちらです。
かをりと出会い再びピアノに向き合おうとする公生が
過去に競い合った相座くんと絵見ちゃんと再会するのが3巻の終わりです。
相座くんも絵見ちゃんもキャラが立ってて、
この二人が主人公の物語も見たい!と思えるくらい物語があるライバル。
それぞれ1話から2話ずつでしか語られないのに、
その中の小さなリアクションや表情の変化、発する言葉から
感じられる魅力が詰まっていました。
この二人で物語を紡ぐことはできないのか?と本気で考えてみたのですが、
1話から読み直してみて、この話の主人公はやはり公生でしかないなと思いました。
今回は、どうしてそう思ったのかを書いてみたいです。
公生は幼い頃からピアノの才能を発揮していた、いわゆる神童でした。
彼がいたからこそ、今の相座くんや絵見ちゃんは彼を目指してピアノを弾き続け
今の彼らがあるんだと思います。
幼少期誰よりも光っていた公生は、母の死をきっかけにしてピアノをやめてしまう。
世界がピアノの鍵盤のようにモノクロに見えてしまいます。
1巻の冒頭、風景だけが続くページがあるのですが白と黒のコントラストが美しく描かれており、公生の目から見る世界はこんな風なのかなと感じることができます。
美しいけど、とても寂しい誰もいない世界。
そんな公生を取り巻くのは、明るくて元気な幼なじみたち。
なにより音楽が好きなかをりが、公生のモノクロの世界をカラフルに照らしました。
主人公にはいろんなタイプがいると思うけど、
公生は【欠けている主人公】だと思っています。
ただ最初から欠けているわけじゃなくて、【満ちていた主人公】から、大事なものをなくして【欠けてしまった主人公】だとも思います。
そんな公生を以前にのように満たそうとしてくれるのが、幼なじみの椿と渡。
彼らがきっかけとなり、かをりに出会うことで公生が違う景色を見るようになるのがこの物語です。
公生以外の主人公は、公生から見てカラフルで持っているように見える。
誰よりも持っている主人公もいると思いますが、大切なもの欠いてしまった主人公ゆえに、他のキャラの眩しさを誰より感じることができるのが彼だと思いました。
その煌めきの最たるものが、くるくると表情を変える相座君でムラっけがある天才肌の絵見ちゃんで。かをりによって、目を開いた公生からしたら、この二人は眩しすぎるくらい眩しいはず。
公生の目でこのカラフルな世界に目を開く体験がしたいから、この物語の主人公はやっぱり公生しかいないんだと思いました。
まだ数巻しか読んでない作品ですが、今感じたことをそのまま描きました。
この先を読みたいような読みたくないような。たくさんの辛さと喜びがあると想像できるから、きっとその分キャラクターのなかで公生がいちばん変わってくれるんだろうと思います。
その変化を楽しみに読んでいきたいです。