週末なので、今週の面白かった漫画研究の記事も書きます。
よろしくお願いします。
先週は『ちはやふる』をしました。
今週は『進撃の巨人』1話を研究したいと思いました!
進撃は数年前に5巻まで読んだ以来で、また興味を持ち1巻から読み返しているところです。
進撃の巨人①は、エレンの「駆逐してやる!」って想いの強さがコミックスからあふれでているように感じました。
その魂のようなものが、巨人に迫力を与え、巨人と対する構図のエレンに芯を通してる気がする。
自分が気になったのは、この物語では1話の時点で巨人に侵入を許し、「駆逐」への道筋が立つので「駆逐してやる!」の前のエレンってどうなんだろう?ということでした。
で、よくよく思い返しみると巨人に侵入される前もエレンは一人だけ巨人への憎しみを抱え続けているし、「壁の外に出たい」と思っている。
エレンは「駆逐」で人が変わるわけではなく、侵入によって変わるのは「壁の外に出たい」という比較的ポジティブな動機が「駆逐してやる」という暗さをまとった意志に変わる部分。
だけど、この二つの願いはひとつの事柄の裏表で、駆逐すれば人類は壁の中から出ることが叶う。
ポジティブな願いが、ネガティブな願いに代わる。そしておそらくだけど、ネガティブな願いを叶えることで、その先にポジティブな未来がある。
つらくて重いけど、大事な物語を書くときこの構造は重要だと思いました。
希望のために、戦うということです。
戦いにのみこまれずに、その先に希望を見ながら立ち向かう。
そういう風に物語を進めるとき、表裏一対のふたつの願いを主人公が持つといいと思ったし、エレンはその点でこの物語の核としてブレがないんだなと思いました。